古民家の屋根裏



古民家の天井を抜いて、茅葺きの小屋裏を見えるようにしました。吹き抜け空間はいいですね〜。

屋根裏に子ども部屋をつくり、早くも半年経ちました。季節はめぐり、本格的に寒くなってきました!

実は天井を除いた後の冬の寒さに興味がありましたが、やはり冷えるんです。薪ストーブを焚いても暖かい空気はぜーんぶ上へ行ってしまって、1階は足下が冷えます。

そこで、シーリングファンを取り付けています。なんかハイブリッドな雰囲気になっていい感じです〜!

これまで扇風機やサーキュレータで代用していましたが、シーリングファンを体験したらびっくりです。空気の動く量が比べものにならないし、しかもゆっくりで静か。

あとは、あちこちの壁が隙間だらけだったので埋めました。
隙間から外にいる人と笑顔で話ができるんですから!寒いわけです。
取り壊した土壁をもらってあったので、崩して練り直して使用しました。こういう意匠がまたいいですよね。


屋根と壁の合わせ目からも風がビュービュー入ってきていました。ここには、ワラを束ねて押し込みました。

ところが、まだ風を感じる……。
蜘蛛の巣がぴろろ〜と動いているんですね。
なんと、てっぺん(棟木のところ)に大穴があることを思い出しました。ここは換気の為にわざと茅を切ってあるらしいのですが、アライグマが侵入した時に大穴にされてしまったのでした。
これはどうしたものか、とりあえず今はワラで埋めてみました。

それにしても、ワラは自由にカタチをつくれて弾力があって素晴らしい断熱材だと思います!
ワラは、茅に比べて朽ちるのが早いと聞いたことがありますが、身近に手に入るのでこだわらずに使用してみました。


50cm四方の穴から、壁の向こう側へ足から入って行くところです。小屋裏は鍾乳洞探検みたいです。

ヘルメットがないと、頭をぶつけるのでやっていられない……、でもヘルメットを被ると、かえって感覚がわるくなってぶつける回数が増えます。なんにしても狭い所、高い所、いろいろ大変でした。(^o^)/

柱と梁のほぞ組みに挑戦しました!


2017.11.23 小屋づくりワークショップ
柱と梁のほぞ組みに挑戦していただきました!


始める前に、仕口の図解でちょっと前知識を……。
この本を書いたのは、外国の人なんですよ。仕口を詳しく紹介しているマニアックな本です。日本の文化を外国の人によって再認識させられるパターンは結構ありますよね……。


DIY師匠ナベさんの説明をきいて、加工に挑戦です。


大工のハラさんが、コツやツボを教えてくれました。


雨模様のランチタイム。木々の緑は色濃くてきれいです。


小さな小屋ですが、組み上がると感動! やっぱり餅投げしたくなります。(^o^)/
それにしても、日が暮れるのが早い〜(>_<)


ということで、屋根は後日になりました。
斜めの材は、柱の垂直を保つための仮留めです。


屋根はこんな感じに組みました。


最終的なデザインは自由です。壁をつければガーデンハウスにもなります。
シゲさんから届いた写真。ピザ窯が神社みたいで、なかなかいい〜!

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2017.11.12(日) 穴窯づくり2回目のワークショップでした。
2層目からはスサ入りの粘土を積み、今日は3層目をスタート。どうしても重力で下がっていくので、上が肉痩せしたカタチで終了。あと1層はまた後日に、丸くカタチを整える感じにして完成される予定です。

↓この窯が見学できます!
11月23日(木)〜29日(水)
「土窯築窯披露と 鈴木重孝 新作・陶展」
ギャラリー参興庵 にて(詳細はこちらへ

↓サンマは炭火で焼くのが美味しいんです!

と、シゲさんがお昼ごはんに焼いてくれました。しかも炭に着火ではなく、薪を燃やして熾火をつくっています。皮がパリっとした焼きサンマ!ご馳走様でした。
やっぱり田舎暮らしが最高!
 

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陶芸家シゲさんのピザ窯づくり


2017.11.4(土)
地元の粘土を使用した穴窯をつくりました! 陶芸家 鈴木重孝さんご指導のワークショップでした。
砂場遊びみたいに、粘土を手に楽しい作業となりました。今日は、窯の型づくりと壁1層を施工しました。このあとさらに3層積み重ねて行きます。
次回のワークショップは11月12日(日)です。ぜひご参加くださいね。

↓この窯が見学できます!
11月23日(木)〜29日(水)
「土窯築窯披露と 鈴木重孝 新作・陶展」
ギャラリー参興庵 にて(詳細はこちらへ


粘土をくだいています。
↓こんな風に崖からゴロリと落ちてきた岩(粘土)を使用します。


1層目が完成。全部で4層積み重ねて壁厚20cmを目指します。

*お庭にピザ窯はいかがですか? 施工も請け負います。ご興味のある方はお気軽にご一報ください。(^o^)/

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陶芸家シゲさんのピザ窯づくり(その2)
ピザ窯のコンクリート土台づくり

ピザ窯のコンクリート土台づくり


2017.10.7 ピザ窯の土台をつくるワークショップを開催しました。
窯本体が1トンぐらいになるため、ガッツリとコンクリート基礎から施工です。まるで家の基礎をミニサイズにしたような、凝縮体験ができました。

皆さまありがとうございました。おつかれさまでした。(`_´)ゞ
次回は、いよいよ陶芸家シゲさんの穴窯施工ワークショップです。お楽しみに!

*お庭にひとついかがですか? 施工も請け負います。ご興味のある方はお気軽にご一報ください。(^o^)/

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陶芸家シゲさんのピザ窯づくり(その2)

美術館のようなアンティークショップ


旧農協の米倉庫にアンティークショップがOPENしました。


まるで美術館のようなテイスト! 田舎の小さな町に都会の風が吹いている感じです。


隊員たちは、小引き出しの前にずーっと刺さったまま。


うーん、この価値観とセンスにうなります。
オープンありがとうございます。楽しみが増えました!(^_-)

アポロギア(→URL
千葉県長生郡長柄町徳増315-2
→地図はこちらへ

屋外キッチンセット

庭にテーブルを出してご飯を食べるのは、郊外の暮らしの楽しさです。そして、外の景色を眺めながら料理をするのも最高の気分転換になります。
庭先にパタパタっと簡単に組み上がるキッチンセットがあったら、もう庭は部屋の一部になります!なんか “リカちゃんハウス”のようなおままごと気分ですね。

8.20(日) 長南町にて、東京家政大と長南小学校3年生の交流事業があり、そこで長南町らしいお昼ご飯を提供するミッションのために、移動キッチンセットを製作しました。
ウルトラ“古民家”防衛軍は、当日のビザ焼き部隊としても参加しました!

詳しくはこちらをどうぞ。

古民家の歪みや傾きを直す仕事

“曳家さん”という職人衆がいます。
古民家は長年の変化で基礎が沈下して、カベが傾いたり、床が落ち込んだり、障子も動きにくくなったりしています。 家の歪みを直す大仕事は、昔から“曳家さん”が行っていました。
現在、ウルトラ古民家防衛軍が携わっている古民家も歪みが激しいため、曳家さんに沈下修正をお願いすることになりました。これさえできれば、あとは住む人がDIYでも直せるようになるわけです。
落ち込んだ柱をジャッキで上げて、床を水平にしていきます。グニャグニャだった床面が水平になると、それまでボロボロに思えた家が矍鑠としてきます。歳を重ね曲がってしまった背中が、いきなり若返って元気になってしまった?! それほど家全体が活き活きとして見えてきます。
これって整体みたいです!
リノベーションして住み続けられるのは、良い素材を用いて、日本の伝統工法で建てらているからこそ可能な事。やはり古民家には大いなる魅力があります!!

7月1日(土)まで、曳家さんの現場を見学しながら勉強会を開催中。
ぜひこの機会にご参加ください!